腎臓の働きが低下した状態を腎不全とよびます。腎不全が進んで、働きが正常の人の10%以下まで低下すると、生命を守るために、透析治療(血液透析、腹膜透析)または腎臓移植を受ける必要があります。現在、日本では約26 万人の方が透析治療を受けています。そのなかには30 年以上続けている方もみられます。いまや腎不全は命をおとす病気ではなく、多くの患者さんが、適切な透析管理または移植後管理のもとで、健康な人と同じような生活ができるようになりました。 当センターでは、看護師3名・臨床工学技士3名(内2名が透析技術認定士・1名が呼吸療法認定士とアフェレシス認定技士取得)で41 名ほどの腎不全患者さんを治療しています。慢性腎不全という病気は一般的には治癒しません。従って、できるだけ透析以前の生活状態、精神状態を回復し、社会復帰ができるようになることが期待されます。私たちは、そういった患者さんのQOL(生命の質、生活の質と訳されます)を治療・管理の最大目標としています。QOL を損なわない合併症治療、よりよい長期的腎不全管理のマネジメントをおこないます。
一方、維持透析以外のアフェレシスもセンターでおこないます。急激に発症した腎不全に対する一次的な血液浄化、閉塞性動脈硬化症に対するLDL吸着など注目されている分野であり、当院でも積極的にこれらのアフェレシス治療にとりくんでいます。
アフェレシス:特殊な吸着筒などを用いて病気の原因物質を取り除く血液浄化法
月・水・金曜日 は午前7:30〜8:30、午後0:00〜1:00の間で穿刺を行なっております。
火・木・土曜日 は午前7:30〜8:30の間で穿刺を行なっております。
(火・木・土の午後と、夜間透析はありません)
透析可能時間は4時間となっております。
食事の提供も可能です。
PCは使用可能で、コンセントは使用できます(一部不可能な所あり)。■テレビはありますか?
携帯は基本的に使用禁止にしております。
各ベッドにアーム型液晶テレビを設置しております。
医薬品の購入、管理業務(麻薬・向精神薬・毒薬・特定生物由来製品の管理、各部署への薬剤の供給、棚卸含む) 調剤・製剤業務(外来・入院・介護老人保健施設の調剤、処置薬剤などの調製) 注射調剤(患者個人別セット)・混合業務、入院薬剤管理指導(持参薬の鑑別含む)業務 DI業務(医薬品の情報・収集・伝達、電子カルテ薬剤マスタ維持管理、医薬品副作用情報収集・報告、患者・医療スタッフの薬の問い合わせへの対応、院外薬局との連携など)
透析、訪問、足の不向由な患者様などの外来調剤(院外処方率約75%)や平成21年4月に併設された介護老人保健施設入所者の調剤も行なっています。個々の患者様、腎・肝などの生理機能が低下している患者様にも適切で安全な薬が投与されるよう処方鑑査に努めています。平成16年4月に電子カルテが導入され、処方箋だけでは読み取れない情報(禁忌、検査値など)や医師の治療計画などを確認することができています。入院薬剤管理指導依頼に関係なく、持参された薬の鑑別を行なっています。持参薬と当院からの処方薬の重複投与や相互作用による重大な副作用を回避できると考えられます。ときには持参薬であってもl包化を行なっています。服用困難な患者様や経管投与の患者様には簡易懸濁法での投薬を行なっています。また、電子カルテ薬剤マスタ維持管理も医療安全上の観点から薬剤師が行なっています。
生化学、血液、輸血、-般
心電図、ホルタ一心電図、運動負荷検査(トレッドミル・エルゴメーター)、 血圧脈波検査、睡眠時無呼吸検査、呼吸機能検査、超音波検査
検体検査では、8〜9割が診察前検査(至急)で、30分以内(生化学は40分以内)の結果・報告を目標に努力しています。生理検査では、循環機能検査が充実しており診断や治療に役立
っています。少人数で各部門の検査を迅速に行うために、機器のメンテナンスを徹底することで、早期のトラブル解消につながっています。
超音波検査では腹部、心臓、頚動脈、甲状腺領域などの幅広い領域の検査を行っています。超音波検査を行う技師は1名なので、疑問を感じた時には必ず専門のドクターにその場で確認す
るようにしています。
スキルアップの拡充のため、学会発表や研修会にも積極的に参加しています。また、健康運動指導士という資格を取得し、平成21年度より特定健診の保健指導や健
康教室などにも携わっています。
事務部の目標としてと「計画的効率的な運用で健全経営に努める」と「言葉遣いは親切丁寧に 顔には笑顔 心にはゆとりを 心のこもった気配り」を掲げています。第1の「計画的効率的な運用で健全経営に努める」は、中長期計画に基づいて建物の改修や医療機器の購入、更新を実施しており、年度間負担が平準化するように努めています。また、職員採用においても年次計画に基づいて実施しており、できるだけ将来において人件費が経営を圧迫しないように努めています。第2の「言葉遣いは親切丁寧に 顔には笑顔 心にはゆとりを 心のこもった気配り」は、病院に来た患者様はまず受付窓口で病院の第一印象を持つので、笑顔で、親切丁寧な対応は極めて重要であり、常に心のこもった気配りを心掛けています。また、特に力を入れているのは、収入金の確保のために窓口収入金の回収を限りなく100%に近づけることとレセプトの返戻率を下げることです。今後は物品管理にも力をいれ、在庫の適正化を図っていきたいと思います。 今後とも地域の人に愛され信頼される病院になれるよう努力いたしますので、お気づきの点がございましたら何なりと受付までお申しつけ下さるようお願いします。
スタッフ
業務内容
当院リハビリテーション科は、理学療法土(PT)4名、作業療法士(OT)1名で 業務を行っています。 施設基準は、脳血管疾患等リハビリテーション科U、運動器リハビリテーション科 V、呼吸器リハビリテーション科Iです。 脳卒中後遺症(脳梗塞・脳出血など〉、変形性関節症、呼吸器疾患(肺気腫な ど〉、廃用症候群など様々な疾患に対して、機能の回復を促すと共に、残存機能を最 大限に引きのばすための治療を行い、患者様の家庭復帰や社会復帰をお手伝いしてい ます。